第一話『背中のこりとハリ』

①背中のうねり

背中を横から見ると大きくS 字に湾曲しています。頭と両腕で実に体重の約20%を重力に逆らって直立した人が力を分散し、重い頭をバランス良く均等に支える為にこのカーブができあがりました。人間が二足直立歩行した進化のゆえに首の痛み、肩こり、腰痛やヘルニアなどの痛みに悩むことになります。温熱や電気刺激で血行を促進する物理療法、関節を動かす徒手療法、運動療法などで治ったかな?と思いきやしばらくすると「あれ?またいつものところが痛くなってきた」

②カラダはバランス

なぜ、また痛くなるのでしょうか?

人のカラダは左右均等ではありません。

どこかしら問題があったり弱かったり

右手がケガをすると左手を使う。足首に

違和感があると膝や臀部を必要以上に使っています。カラダの使い方も人それぞれ癖があり、左側に重心がかかると右側で支えたりひっぱってカラダのバランスをとっています。しかし、時間が経つにつれそれぞれの部位に異なる負荷がかかり、それぞれの部位で固まってしまいコリやハリになったり再び痛みがぶり返したりします。

③軸とたわみ

背中は骨盤の上に背骨が組み合わされ、1本の基軸になっています。各パーツ(椎骨)が髄膜・靭帯・筋肉などと連動してたわみを作り、スムーズにカラダが動きます。そのバランス力は凄い高性能な仕組みだと思います。腕が上がりずらい、腰が重い、肩甲骨が動かない・・・

 

つらいところがある方は背中がかたくなりがちで動きが悪くなっています。

④背中からストレッチ

そうなる前にセルフケアをしませんか?毎日無理なくできる簡単なセルフケア≪背中編≫を少し紹介

ゆっくり3セットずつやってみましょう!

 

慣れてきたら5回程度やってみましょう!

1)息をゆっくり吐きながら、肩甲骨より下付近を伸ばします。無理をせず伸びきる限界の痛みがでないところまでにしてください。息を吸いながらゆっくり元にもどします。

2)息をゆっくり吐きながら、脇腹から背中が伸びる意識で伸ばしながら腰も横に曲げ伸ばしてゆきます。

無理をせず、伸びきる限界の痛みがでないところまでにしてください。

息を吸いながらゆっくり元にもどします。

3)身体の軸のたわみを改善します。

左右に無理をせず痛みがでないところまで回転します。

ゆっくり呼吸をしながら左右回転して下さい。最初は、硬くなっているのであまり動かないですが無理しないで動かしてみてください。

 

 

注意)ヘルニアや腰痛の場合は、痛みを感じるようであればやめて下さい。

⑤背中のツボ

東洋十二経絡で背中を唯一通る膀胱経は、頭から足の先までの経絡。全身の血流の要の経絡になります。

 

背中が硬かったりすると血流が悪くなり、周囲に影響し腰痛、肩こりが起きやすくなります。冷え性、足のむくみにも影響します。これからの寒くなる季節背中のたわみを緩め、血流改善しましょう!

⑥アウター・インナーマッスル

≪たわみ≫を取り戻すポイントの筋肉群

≪期待できる症状の改善≫

・背中のこりやハリ、痛みの改善

・胸の締まり感・腰痛改善

・疲労回復、倦怠感・カラダのだるさの改善

・冷え性 など

 

指圧マッサージは改善します。